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東京23区の中で、海抜が高い地域ってどこ?〜新宿区を深堀り〜

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結局海抜何メートルなら地震・水害時に安心なの?(都内や23区)

海抜が大きく影響する自然災害としては、水害・地震が一番にあがるかと思います。
水害では、豪雨、川の氾濫、高潮、洪水などがありえます。また、地震が原因となって津波が起こり、住宅へ海水が侵入することも想定されますね。

結局海抜何メートルなら安心なの…?

答えは…明確な基準はありません

一応、色々な意見がある中で、巷では以下のようなことが語られております。

安全性海抜の目安
安全10m以上
注意5m~10m未満
要注意0m~5m未満

この指標は、あくまで過去日本が経験した災害から語られている数字です。
これまで経験したことがないような大災害が起きたら・・・どこまでなら安心と言い切るのは難しいです。

図で見る東京都の海抜

こんにちは。お住まいの地域の海抜は気になりますか?

将来、マンションや家の購入を検討している方にとって、海抜や標高(標高と海抜は同じ意味です。)は気になりますよね。

マンションの海抜は何m?どれくらいなの?もしもの時の安全性は?など、今回は、東京23区の中で、どこが海抜が高いのかをご紹介します。

ざっくり東京都の海抜(標高と海抜は同じ意味です。)を見てみましょう!下記は、国土地理院のマップを海抜別に色分けしたものになります。※海抜が低い順に、水色<青色<緑色<黄色<オレンジ色<赤色<黒色としています。(黒色は海抜80m以上)引用:国土地理院

東京都の中で、海抜が高い地域ってどこ?

東京23区はザックリいうと、JR京浜東北線の東側は標高・海抜が低く、西側は高いと言えます。※海抜が低い順に、水色<青色<緑色<黄色<オレンジ色<赤色<黒色としています。(黒色は海抜80m以上)

水色部分はJR京浜東北線・根岸線の印

東京都23区部分を拡大

東京西側部分の拡大図

さらに東京23区の中で、海抜(=標高)が高い地域ってどこ?

東京都全体で見ると、西東京市や武蔵野市までいくとかなり海抜が高いということがわかりました。この図で、さらに東京23区に絞ると、中野区、杉並区あたりが40mから60mなので海抜は高いですね。もう少し詳しく見てみましょう。

東京23区の中で、海抜が高い地域は?

・中野区、杉並区あたりが40mから60mと高い地域といえます。

ただし、東京西部は平均的に標高が高いが多摩川や神田川、旧玉川上水など、川や水路に近い地域は周囲に比べて標高が低いです。

高台として有名な場所は?

  • 大田区の西部
  • 世田谷区の田園調布
  • 新宿区

新宿区は、関東大震災でも被害の少なかった地域として知られています。海抜30mから40mの地域も多く存在します。ちなみに新宿区の最高地点は戸山2丁目の箱根山で、海抜44.6mです。また、東京は低地と台地が多い地域なのですが、その中でも高台として新宿区には「淀橋台」と「豊島台」と呼ばれている2つの高台があります。

※高台とは

高台とは、地面や水面から比較的高い位置にある場所を指す言葉です。一般的には、山や丘、崖、台地などのような地形的な特徴を持つ場所を指すことが多いです。高台に位置することで、周囲の景色を一望することができたり、防災や防衛の観点から安全な場所とされることもあります。また、高台には風通しが良いため、涼しい風が吹き抜けることも特徴として挙げられます。

今回は、有名な高台上にある新宿区PICK UPしてみましょう!

新宿区の地形

  • 新宿区は、区のほぼ南側を占める淀橋台と西側の豊島台とに細分されて呼ばれている。
  • 淀橋台・豊島台は、それぞれ海岸平野と三角州が隆起してできた砂礫または粘性土層の上に、富士山の火山灰が沈降した地層構造。
  • 区内の海抜は平均30mで、最高地点は戸山2丁目の箱根山で海抜44.6m、最低地点は飯田橋付近で4.2m。 標高調査部分 引用:ジオテック株式会社調べ

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新宿区は、昔どんな地形だったのか?「淀橋台」とは ?

引用:港区史

図は、新宿区周辺の台地を簡潔に描いたものです。新宿を頂点に皇居から品川付近まで続く図です。台地淀橋台と、南に位置する目黒台,さらに南に位置する荏原台を東側から西に向けて眺めたものです。 

「新宿周辺」の海抜をもう少し詳しく調べてみました。さらに深堀!新宿区の中でもオススメの地域はどこ?

新宿区の境界線は下記のようになります。

新宿区内でおすすめな地形地質と住宅地盤

比較的海抜高度が高く起伏の少ない平坦面で、関東ローム層と呼ばれる火山灰土で覆われている地域です。表土部分に注意すれば住宅地盤として良好な場合が多いとされている地域です。

  • 大久保1丁目
  • 中落合2丁目

新宿区の海抜

地域名海抜高さ(m)
新小川町4.5
水道町4.9
山吹町4.9
神楽河岸5.0
西五軒町5.2
改代町5.3
下宮比町5.5
東五軒町5.7
揚場町6.0
築地町6.7
神楽坂一丁目6.5
早稲田鶴巻町7.4
戸塚町一丁目7.8
中里町8.8
赤城下町9.8
神楽坂二丁目9.9
天神町10.5
市谷船河原町10.6
東榎町10.3
馬場下町11.4
市谷田町三丁目11.8
市谷田町一丁目12.4
高田馬場二丁目12.4
市谷田町二丁目13.4
西早稲田一丁目13.5
神楽坂五丁目14.6
早稲田町14.0
弁天町15.8
筑土八幡町15.8
岩戸町16.0
早稲田南町16.4
西早稲田三丁目16.1
市谷長延寺町17.4
若葉三丁目18.3
白銀町18.8
四谷坂町18.9
神楽坂三丁目18.9
神楽坂六丁目18.9
片町19.2
高田馬場三丁目19.2
中井一丁目20.7
住吉町20.9
若宮町21.0
北新宿四丁目21.0
市谷柳町21.2
箪笥町21.3
上落合一丁目21.3
市谷加賀町一丁目21.9
荒木町22.0
上落合二丁目22.1
払方町24.1
北町24.4
若葉二丁目24.4
北新宿二丁目24.5
西早稲田二丁目24.5
中落合一丁目24.6
市谷鷹匠町24.6
下落合二丁目24.7
市谷薬王寺町24.7
中町25.1
赤城元町25.2
矢来町25.2
戸山二丁目25.6
南元町25.8
西新宿五丁目25.9
本塩町25.9
南榎町26.0
原町一丁目26.1
横寺町26.2
袋町26.3
市谷砂土原町二丁目27.1
新宿六丁目27.2
市谷加賀町二丁目27.3
北新宿三丁目27.5
市谷本村町27.7
大久保三丁目27.7
戸山一丁目27.7
高田馬場四丁目28.6
市谷砂土原町三丁目28.7
河田町28.7
西落合一丁目28.7
北山伏町29.1
市谷甲良町29.2
市谷山伏町29.5
愛住町29.7
西落合二丁目29.8
上落合三丁目29.9
四谷一丁目29.9
原町二丁目31.0
中落合四丁目31.1
大京町31.6
須賀町31.3
百人町四丁目31.5
市谷台町32.4
百人町三丁目32.5
富久町32.9
市谷仲之町33.0
舟町33.0
余丁町33.3
四谷二丁目33.5
四谷二丁目33.5
左門町33.6
左門町33.6
信濃町33.7
信濃町33.7
新宿二丁目34.0
原町三丁目34.0
中落合三丁目34.1
四谷三丁目34.3
新宿四丁目34.4
内藤町34.4
西新宿四丁目34.5
西新宿二丁目35.0
中井二丁目35.0
西新宿七丁目35.1
下落合三丁目35.2
北新宿一丁目35.2
下落合四丁目35.6
新宿一丁目35.8
若松町35.9
西落合四丁目36.3
西新宿六丁目37.1
新宿三丁目37.7
西落合三丁目37.5
西新宿三丁目41.3

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標高が高くても安全とはいえない理由

低地に比べると自然災害等に対して強い高台ですが、高台であっても絶対安全であるとは言い切れません。東京の武蔵野台地の中にも小さな川がいくつも流れており、台地の中に谷のような場所があります。地盤や地形に関しても調査をして住む場所を探してみましょう。

災害リスク・安全性を調べて住もう

東京は低地が多い土地ではありますが、その中にも高台となっている地域があります。
もちろん高台でも自然災害のリスクがない訳ではありません。ただし、低地に比べると地盤も強く水害などの危険性も少ない土地です。

マンションや戸建のご購入を考えている方は、ぜひ上記のことも視野に入れて慎重な住まい選びをしてみましょう。次回は、「人気の街、渋谷区の海抜を調べてみた!」の予定です。お楽しみに!

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