「場所選び」の重要性:
- 立地条件は変更できないため、最初にしっかりと選ぶことが大切です。
- 立地が良ければ、間取りや設備はリフォームで調整することができます。
- 立地は経年劣化しないため、資産価値を維持する上で重要です。
場所選びのチェックポイント:
- 最寄駅と購入予定のマンション（現地）の間の徒歩分数や道路事情を確認。
- 最寄駅周辺の整備状況や利便施設、交通手段をチェック。
- 現地を起点にして、生活利便施設や通勤・通学の利便性を確認。
未来志向の場所選び:
- 子供の成長や自身のライフスタイルの変化を考慮して、将来の住環境もチェック。
- 新型コロナウイルスの影響を受けて、住まいの選び方や働き方が変わってきているため、その点も考慮する。
災害リスクの確認:
- 日本は災害が多い国であるため、住む場所の災害リスクを確認することが必要です。
- 国土交通省のハザードマップポータルサイトで、地域の災害リスク情報を確認できます。

住まい選びは一生の大きな決断の一つです。立地条件や未来のライフスタイル、災害リスクなど、多くの要素を考慮して、最適な住まいを選ぶことが大切です。

あなたは住む時に、何を重視する？

引用：令和4年「土地問題に関する国民の意識調査」　国土交通省よりhttps://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001610192.pdf

国土交通省の調査では、住まいの立地に最も重視する点を尋ねた結果、以下のような回答が得られました

今回調査令和4年度 (該当者数=1,506人)

住み慣れた場所であること: 27.2%
日常の買い物など、生活の利便性が高いこと: 24.7%
駅などの公共交通施設に近いこと: 9.8%
自然災害に対し安全であること: 8.8%
治安が良いこと: 7.0%

令和３年度調査 (該当者数=774人)

住み慣れた場所であること: 24.2%
日常の買い物など、生活の利便性が高いこと: 25.7%
駅などの公共交通施設に近いこと: 11.8%
自然災害に対し安全であること: 6.8%
治安が良いこと: 7.8%

令和２年度調査 (該当者数=1,618人)

住み慣れた場所であること: 27.7%
日常の買い物など、生活の利便性が高いこと: 21.8%
駅などの公共交通施設に近いこと: 9.3%
自然災害に対し安全であること: 8.5%
治安が良いこと: 7.2%

令和元年度調査 (該当者数=1,570人)

住み慣れた場所であること: 35.2%
日常の買い物など、生活の利便性が高いこと: 18.2%
駅などの公共交通施設に近いこと: 10.9%
自然災害に対し安全であること: 不明
治安が良いこと: 5.4%

この棒グラフからは、読み取れることは？

1. 住み慣れた場所の重要性

令和元年度ではこの項目が非常に重視されていましたが、令和2年度と令和3年度では少し減少し、今年度ではさらに減少しています。
これは、人々が徐々に新しい環境に適応し、古い環境への依存を減少させていることを示しているかもしれません。

2. 生活の利便性

これは一貫して高い評価を受けており、今年度ではさらに増加しています。
これは、日常生活での便利さを重視する傾向が強まっていることを示しています。

3. 公共交通施設の近さ

この項目も一貫して重要視されており、令和2年度では少し増加し、今年度でも重要な要素となっています。

4. 自然災害の安全性

令和元年度のデータは不明ですが、令和2年度と令和3年度ではこの項目の重要性はほぼ変わっていません。
今年度ではやや減少していますが、依然として重要な要因とされています。

5. 治安の良さ

この項目の重要性は年度によって異なりますが、全体的には安定しています。

総合的な観察

人々は日常生活の利便性と公共交通施設の近さを非常に重視しており、これらの要因は時間の経過とともにさらに重要になっているようです。
住み慣れた場所の重要性は徐々に減少していますが、依然として重要な要因であることがわかります。
自然災害の安全性と治安の良さも重要な要因とされており、これらは安定して重視されています。

また、「土地問題に関する国民の意識調査」　の調査ページには、さまざまな属性（年齢、居住形態、土地所有形態など）に基づいて、住宅や土地に関する意識や取引経験についての調査結果が示されています。各属性ごとに以下の項目についての回答割合が示されています：

永住の意向（「住み続ける」、「住み替える」）
土地や建物の所有意向（「土地・建物を所有したい」、「借地・借家でもかまわない」）
不動産取引の経験（「不動産を買ったことがある」、「不動産を売ったことがある」など）

例えば、年齢別の回答割合では、若い世代ほど「住み替える」意向が高く、高齢者は「住み続ける」意向が高いことが示されています。また、土地や建物の所有意向も年齢によって変動が見られ、若い世代は「借地・借家でもかまわない」との意向が高いことが示されています。

他に、面白いデータがあれば、また別のブログで共有させていただきます。

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あなたは住む時に、何を重視する？住まい選びのポイント

住まい選びのポイント