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安い物件は危ない?賃貸物件や中古物件が安くなる9つの理由を解説

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中古物件や賃貸物件を探すときになるべくお得に買いたい・借りたいと思うのですが、「割安な物件」ってなにかよく無い理由があるのかな?

家賃や物件価格が安い理由は、「駅から遠く利便性が悪い」「線路が近く騒音や振動がある」などがあります。一方で閑散期や大家の事情などが安い理由である場合もあります。後悔しない物件選びをするには、情報を正確に収集して家賃や物件価格が安い理由を知ることが大切です。

本記事では、家賃や物件価格が安くなる9つの理由を解説します。「格安物件=悪い理由がある」というだけではありません。お得な物件を探している方はぜひ参考にしてください。

また、一括購入限定になりますが、通常よりも10%安い物件情報が手に入る弊社の「キュウガケ」についても解説しています。ローンを組みづらいフリーランスや個人事業主の方もぜひ読み進めてください。

物件の家賃や価格が安くなる9つの理由

物件の家賃や価格が安くなる理由は次の通りです。

  1. セキュリティが不十分である
  2. 利便性などに問題がある
  3. 周辺環境に問題がある
  4. 間取りが特徴的である
  5. 修繕工事が甘い
  6. 改善できない設備がある
  7. 建物が古い
  8. 取り壊し予定の物件である
  9. 借地権が設定された物件である

それぞれ解説します。

1.セキュリティが不十分である 

オートロックやTVインターホン、防犯カメラなどのセキュリティ設備が整っていない物件は安い傾向があります。

物件のセキュリティには次のようなものがあります。

  • オートロック:共同住宅の場合はエントランスと自室とで二重に防犯ができる
  • TVインターホン:モニター越しに不審者を確認できる
  • 防犯カメラ:設置されているだけで抑止力になる
  • 野外証明:物件周囲が暗くなく死角が少ない物件は防犯性に優れる

一人暮らしの女性や家族暮らしの世帯は重要視したい点です。家賃や物件価格も大切ですが、セキュリティ設備が十分に整っているかを確認しましょう。

2.利便性などに問題がある 

次のような利便性に問題がある物件は安い傾向です。

  • 日当たりが悪い:洗濯物が乾きにくい、カビが生えやすい
  • 坂の下・坂の上:生活するうえで不便さを感じやすい
  • 最寄り駅・商業施設から遠い:日々の出勤や生活が不便になる
  • 道が狭い:物件までの道が狭く利用できる車種が限定される

これらの条件が当てはまると、借主や買主が集まりにくい傾向があります。日々の生活をシミュレーションしてから物件を選びましょう。

3.周辺環境に問題がある 

物件の周辺環境が次のような場所である場合は安い傾向があります。

  • 線路や高速道路が近い
  • 近くに歓楽街がある
  • 宗教団体や暴力団施設がある
  • お墓が近い

線路は騒音や振動、歓楽街や暴力団施設は治安などの面で避けられる傾向があるため安くなります。お墓に関しては、借主や買主が精神的に落ち着かないため避けられやすく、家賃や物件価格を下げる傾向があります。

河川の近くや低地物件など、災害リスクがある場所も割安になります。近年ゲリラ豪雨などが多発しているため、物件を選ぶ際はハザードマップを確認しましょう。

4.間取りが特徴的である 

主に共同住宅に当てはまりますが、一般的な物件と比較して特徴的な間取りは家賃が安い傾向です。

例えば次の通りです。

  • 居室が狭い
  • 洗濯機置き場が外にある
  • 冷蔵庫置場が居室にある
  • 家具が配置しづらい
  • ユニットバストイレである
  • 風呂無し・トイレ共同である

これらの条件が気にならない方は入居を検討しても良いでしょう。

5.修繕工事が甘い 

修繕工事に予算がかけられていない物件は、家賃や物件価格が安く設定されている場合が多いです。本来は家賃や物件価格を下げないためにも、壁紙や床の張り替え、水回りのリフォームなどを実施するのが望ましいです。

しかし、すべての大家が十分な修繕費をかけられません。エアコン設備が古かったり、傷や汚れが残っていたりしても気にならない方は、狙い目の物件となるでしょう。

6.改善できない設備がある 

修繕費用が高額すぎるがゆえに、故障した状態のまま物件を貸し出すケースがあります。例えば、オートロックや屋根の上にある室外機などがその一例です。修繕してもすぐに壊れてしまう可能性がある場合も、そのまま貸し出され家賃が安くなるケースがあります。

中古物件の場合は、キッチンや浴室などの水回りなどが傷んだままの場合があります。古民家など驚くほど安い物件はリフォームが必要なケースが多いです。

7.建物が古い 

物件の築年数が古い場合は借主や買主が見つかりづらく、安くなっていることがあります。

築年数が古いと次のような設備状態に懸念があるためです。

  • 耐震性に懸念がある
  • 断熱性が低い
  • 扉の立て付けが悪い
  • 水道の配管が古い
  • 水洗トイレではない

築年数が古い物件を探す基準として、1981年以降に建築された物件を選ぶというポイントがあります。1981年以降は「震度5程度で損傷しないこと」「震度6〜7で倒壊しないこと」などの新耐震基準が設けられているためです。耐震性に不安がある方は、耐震診断の依頼を検討しても良いでしょう。

参考:国土交通省 住宅・建築物の耐震に関する施策の変遷
参考:一般社団法人 日本耐震診断協会 耐震診断とは

8.取り壊し予定の物件である

賃貸物件で近日中に取り壊し予定である物件は、家賃を大きく下げて貸し出されることがあります。取り壊し予定の物件は居住できる期間が限定されます。

仕事の都合などにより、期間限定でその地域に住みたい方にとって選択肢の一つになりますが、取り壊し時期と立ち退きの時期を見据えたうえで契約しましょう。

9.借地権が設定された物件である入居しやすい物件である 

中古物件を購入する際は借地権であるかを確認する必要があります。借地権とは、地主から土地を借りて建物を立てる権利のことです。この場合は建て替えや土地を借りる期間を更新する際に、承諾料や更新料を地主に支払う必要があります。

そのため、土地・建物が同一人物である所有権が設定された物件よりも割安となります。デメリットに感じるかもしれませんが、借地の更新期間や物件が新しい場合などは、お得に購入できる可能性もあるでしょう。

極端に安い家賃の場合は事故物件の可能性がある 

極端に安い物件は事故物件である可能性があります。事故物件とは「不慮の事故または自然死以外の死」「特殊清掃が行われた死」が発生した物件のことです。事故物件のことを「心理的瑕疵(かし)」がともなう物件ともいいます。

つまり、自殺や他殺が発生した物件や、孤独死などによる遺体を処理して消毒・消臭などを行った物件のことを事故物件といいます。事故物件は国土交通省のガイドラインにより告知が義務付けられており、家賃や物件価格も安く設定されていることがほとんどです。

事故物件かどうかが気になる方は、物件情報に「告知事項あり」と記載されていないか確認しましょう。

参考:国土交通省 宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン

家賃や価格が安い物件は悪い理由だけではない

物件の家賃や価格が安いのは悪い理由だけではありません。「閑散期で入居者希望が少ない」「すぐに借主や買主が欲しい状況である」などの不動産業界や大家の事情もあります。

ここからは、家賃や物件価格が安いのは悪い理由だけではないことを解説します。

閑散期で入居者希望が少ない 

不動産業界にも時期があり、入学や就職時期を過ぎた4月〜6月、転勤時期を過ぎた10月〜11月は閑散期とされています。この時期は家賃や物件価格を下げる場合があります。

時期を気にする必要が無い方は、物件需要が低くなる閑散期を狙って物件を探すと良いでしょう。競争率が低いためゆっくりと物件探しを行えるメリットもあります。ただし、繁忙期と比較すると、物件情報が少ないといったデメリットも存在するため注意が必要です。

すぐに借主や買主が欲しい状況である

借主や買主をすぐに見つけたいという大家の希望により、価格が安くなることがあります。家賃収入のみで生計を立てている大家や、空き家を早く処分したい売主などさまざまな事情があるためです。

賃貸物件の場合は、設備面や周辺環境、間取りなど特に問題が無いケースが多いとされています。一方で中古物件の場合は、値段相応に痛みが生じている場合があります。設備状況などを十分に確認して物件を選びましょう。

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まとめ:家賃や価格が安い物件を見つけたら理由を確認しよう

安い物件は悪い理由だけではありません。割安な物件を見つけたら、まず理由を確認しましょう。物件が安い理由は不動産仲介社などに聞けば確認できますが、告知義務が無い情報は詳細に教えてくれない場合があります。

周囲に嫌悪施設があるのであれば、「夜間の騒音はどのくらいなのか」「日常的に異臭や振動があるのか」など、生活するうえでどれくらい影響があるのか十分に想定してから、物件を選びましょう。

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