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【フリーランス必見】住宅一括購入のメリット・デメリットや支払い方法を解説

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「資金があるのなら一括購入したほうがよい?」「一括購入か住宅ローンどちらがお得?」と悩んでいるフリーランス(個人事業主)の方はいませんでしょうか。

住宅を一括購入すると数百万の利息負担や諸費用が不要になるメリットがあります。一方デメリットは、住宅ローン控除が利用できないことなどです。本記事では、住宅を一括購入するメリット・デメリットから一括購入の流れ、向いている人、住宅ローンとの費用比較までを解説します。

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住宅を一括購入するメリット

住宅を一括購入するメリットは次の通りです。

  • 数百万円の金利負担が不要になる
  • 手数料などの諸費用が不要になる
  • 住宅ローン審査などが不要であり入居までが早い
  • 住宅ローンを抱える負担がない

それぞれ解説します。

数百万円の利息負担が不要になる

住宅を一括で購入すれば利息負担が不要になります。住宅ローンは約1.4%〜3%の金利を数十年間も負担し続ける必要があり、総額数百万円に及びます。

利息負担の一例をあげると次の通りです。

  • 借入希望価格:2,400万円
  • ローン期間:35年
  • 返済方法:元利均等
  • 適用金利:1.4%

以上の条件の総返済額は3,038万円におよびます。現金一括で購入すると638万円の負担が無くなります。

参考:住宅金融支援機構 【フラット35】金利情報
参考:住宅金融支援機構 借入希望金額から返済額を計算

手数料などの諸費用が不要になる

住宅ローンを組むと利息負担だけでなく、さまざまな諸費用が発生します。
住宅ローン関連の諸費用の一例をあげると次の通りです。

  • 団体信用生命保険料
  • 金融機関の抵当権設定費用
  • ローン事務手数料

一括購入であればこれらの費用は不要になります。

住宅ローン審査などが不要であり入居までが早い

住宅の一括購入であれば、住宅ローン審査などの手続きがないため1週間ほどで入居できます。一般的に住宅ローンを組む場合は、仮審査2日〜1週間、本審査1週間〜1ヵ月の期間が必要で、引き渡しまでに1ヵ月半を見込む必要があります。

また、源泉徴収票やその他ローン返済予定表など、ローン審査に必要な書類を用意する手間がないため、時間と労力を削減できるでしょう。

住宅ローンを抱える負担がない

一括購入は住宅ローンより肉体的・精神的な負担が少ないです。住宅ローンによる毎月数万円の返済を何十年も続ける必要がないためです。

手元の資金は減りますが、「働けなくなったらどうしよう」「金利が上がったらどうしよう」などの不安が生じることはないでしょう。

住宅を一括購入するデメリット

デメリットを理解しておくと後悔しない住宅購入につながります。住宅の一括購入に踏み切る前に、どのようなデメリットがあるのか確認しましょう。

住宅ローン控除による減税ができない

住宅ローンを組まないため「住宅借入金等特別控除」の減税制度を利用できません。「住宅借入金等特別控除」とは、一定の条件を満たした認定住宅の新築であれば利用できる減税制度です。

「毎年の年末ローン残高×0.7%」の金額を13年間控除できますが、住宅ローンを組まないとこの控除を受けるられません。とはいえ、一括購入すれば金利負担や諸費用がかからない利点があります。

参考:厚生労働省 No.1213 認定住宅の新築等をした場合(住宅借入金等特別控除)

利用できない給付金・補助金がある

住宅ローンを組まないと、「すまい給付金」などの補助制度を利用できない可能性があります。一括購入をする場合は、年齢が50歳以上でなければ「すまい給付金」の対象にならないためです。

「すまい給付金」とは、消費税率の引き上げ分の負担を軽減する制度です。給付金・補助金の制度には、「地域型住宅グリーン化事業」「LCCM住宅整備推進事業」などさまざまな種類があります。利用したい方はそれぞれの事業の対象条件を確認しましょう。

参考:すまい給付金事務局 すまい給付金とは

【どっちがお得?】住宅ローン減税と一括払いのシミュレーション

売買価格3,000万円の住宅を一括購入と住宅ローンで比較した場合、一括購入のほうが806万円分の負担をしなくてよい結果となりました。とはいえ、住宅ローンは減税制度を利用すれば180万円ほどの控除が可能です。(年収600万円、扶養家族3人の場合)

また、給付金などを利用すれば、ローン負担をさらに圧縮することが可能です。つまり、借入金額や期間、控除額、給付金などにより、住宅ローンの負担は大きく増減するため、どちらがお得であるか一概には言えないのです。

内訳は次の通りです。なお、税計算するための不動産の評価額は2,500万円で統一しています。

一括購入住宅ローン
住宅売買価格3,000万円 3,000万円
(借入希望額2,400万円)
35年金利支払い分(金利1.4%)638万円
契約書の印紙代1万円1万円
土地の登記税
「1,000万円×税率2%」
20万円20万円
建物の登記税
「1,500万円×税率0.15%」
2万円2万円
司法書士への報酬10万円14万円
(+抵当権設定の報酬)
不動産仲介業者の報酬
「3,000万円×報酬割合3%+6万円」
96万円96万円
不動産所得税
「(2,500万円−1,200万円)×税率4%」
52万円52万円
団体信用生命保険料161万円
金融機関の抵当権設定費用
「2,500万円×税率0.1%」
3万円
合計3,181万円3,987万円
参考:国民生活センター 不動産購入時に必要となる費用

以上はおおよそで計算した金額です。あくまでも参考程度としてください。

住宅の現金一括購入の流れと支払い方法

一般的な住宅の現金一括購入の流れは次の通りです。

1. 購入の申し込み・物件の購入の意思表示をする
・購入申告書を提示するこのときに担当者・売主に一括購入することを伝える
2. 売買契約・手付金の支払い・宅地建物取引士から重要事項の説明を受ける
・重要事項と売買契約書に不明点がなければ、契約書に捺印・署名と手付金の支払いを行う
・手付金の支払いは現金で支払う場合が多いため事前に用意する
3. 残金決済・引き渡し・残金決済と同時にカギと権利証が引き渡される
・決済は買主、売主、仲介業者、司法書士が集まり実施する
・ローンではない場合、銀行ではなく不動産業者の事務室などで行うことが多い
残金決済と登記登録の一連の手続きは司法書士が実施する
参考:国民生活センター はじめての不動産売買

住宅の一括購入が向いている人

住宅の一括購入が向いている人は前提として余剰資金がある人です。ここからは余剰資金があるうえで、住宅の一括購入に向いている人を解説します。

フリーランス(個人事業主)でありローン審査が厳しい

余剰資金があるフリーランスの方は住宅の一括購入に向いています。フリーランスは収入が安定していないと判断される可能性があり、ローン審査が厳しくなる傾向があるためです。

ただし、一括購入は多く資金が無くなってしまいます。住宅の購入費用だけでなく、引越し費用や家具購入費、固定資産税なども考慮したうえで、半年〜1年分の生活費は手元に残しておくことをおすすめします。

購入物件が住宅ローンを利用できない

購入する物件がローンを組める基準を満たしていない場合は、一括購入が選択肢となります。例えば、フラット35であればローンを組むために、次の基準を超えている必要があります。

住宅の種類 フラット35のローンが組める基準
新築住宅・住宅の敷地が交通用道路と2m以上接している
・一戸建・連続建て・重ね建て住宅:床面積70㎡以上
・マンションなどの共同住宅:床面積30㎡以上
中古住宅
借換え対象住宅   
参考:住宅金融支援機構 技術基準

不動産投資ローンを組む方法もありますが、一般的に住宅ローンよりも不動産投資ローンは金利が高くなるため注意しましょう。

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  • 定価3000万円のワンルームマンション
  • 年間家賃収入144万(月12万×12ヵ月)
  • 年間支出20万円(管理費や固定資産税など)
定価キュウガケ
物件価格3,000万円2,700万円
表面利回り「家賃収入÷物件価格×100」4.8%5.3%
実施利回り「(家賃収入−支出)÷物件価格×100」4.1%4.6%

キャピタルゲインを狙う場合でも、10%お得であるため定価の差額分の収益300万円が期待できます。ただし不動産投資は、インカムゲイン・キャピタルゲインどちらを狙うにしても、入居者層、家賃相場、修繕歴、交通や買い物の利便性など、あらゆる観点を入念に調査する必要があるため注意が必要です。

住宅の一括購入はライフプランを立てて計画的に

住宅を一括購入すると利息と諸費用の負担がなくなるため、数百万円の節約ができます。一方、住宅ローンはできるだけ多く頭金を払い、控除制度や給付金などを利用すると大幅に負担を圧縮可能です。どちらが良いというものではなく、買主のライフプランをきちんと立てたうえで購入方法を選ぶことが重要です。

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