「THE都心!」での、子育ては可能なのか?~第1弾~ 新宿区の子育て事情に迫った!2021年版

こんにちは。
毎度ご好評を頂いていた「子育てしやすいおすすめの区」の記事ですが、今回は、「the都心!」と呼ばれるエリアでの子育てについて検証したいと思います。どんな子育て制度があるのか?保育事情は?弊社AIが分析したデータも活用しながら発表させて頂きます!
皆さん、「新宿区で子育て」と聞くとどのような印象をお持ちでしょうか?個人的なことですが私自身、実際に新宿区に約10年住んでいます。良いところも、悪いところも、住んでみて多少詳しくなったつもりです。しかし「子育て」となると、どういった制度があり、どのような課題があるのか、見当がつきません・・・
新宿区をはじめ、渋谷区、港区など、いわゆる「the 都心!」と呼ばれるエリアの子育て事情に迫ります。
これまで同様、子育て制度の紹介に加え、弊社のAIで分析した、治安や待機児童数などのデータも活用して発表させていただきます。
子育て事情「the 都心!」版、第1回は、新宿区です!早速いってみましょう。
子育てしやすいか?新宿区
新宿区は、東京23区のうち豊島区、中野区、渋谷区、文京区、千代田区と主要な区に囲まれています。面積は18.22km²。人口は約35万人です。
地域の特色として、西新宿の高層ビル、西口、東口、新宿3丁目、歌舞伎町、大久保など一言では説明しきれない独特な顔を持つ街がいくつもあります。
治安も街によって違いそうなので、多くのデータを用いてご紹介したいと思います。
ちなみに、意外かと思われますが、日本経済新聞が実施した「共働子育てしやすい街ランキング2019年」では、1位葛飾区、2位新宿区という結果なんです!
新宿区は案外子育てしやすいのかもしれません・・・
では、詳細を見ていきましょう。
新宿区の子育て制度
新宿区は、区のサイト内に、子育てについての詳細ページまた、新宿子育て情報局が運営するホームページもあります。内容は、「遊ぶ」「学ぶ」「産む・育む」「集う」「住む」と5つのテーマに沿った、子育て情報を設置しております。
新宿区の子育て制度について一部まとめてみました。
子育て制度の名称 | 子育て制度の内容説明 |
---|---|
子供と家庭の総合相談 ※ | 子ども総合センター及び子ども家庭支援センターのスタッフが、子育ての相談を受けれるシステムを用意しております。 相談内容は、子育てにまつわること全般OKとのことです。 お子さんのしつけ、食事、トイレのトレーニング等、子育て中の不安や悩みなどお持ちの方は一人では抱え込まずに、是非相談してみましょう。 インターネットでの相談も受け付けています。電話が苦手な方や日中相談に行けない方向けに気軽に相談が出来るようになっています。 |
出産育児一時金 | 出産育児一時金として42万円(出生児一人あたり)が支給されます。妊娠12週と1日(85日)以上の出産であれば、死産、流産の場合でも支給されます。 |
子ども医療費助成 | お子さん(15歳に達した日以後の最初の3月31日まで)が健康保険証を使って医療機関で診療を受けた場合、その窓口で支払う医療費の自己負担分及び入院時の食事療養費を助成する制度です。 |
予防接種 | 定期予防接種:ヒブ・小児肺炎球菌・B型肝炎・ロタウイルス・DPT-IPV(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ4種混合)・IPV(不活化ポリオ)・BCG・ MR(麻しん・風しん混合)・水痘(水ぼうそう)・日本脳炎DT(ジフテリア・破傷風2種混合)・ヒトパピローマウイルス(HPV) |
ひろば型一時保育 | 理由を問わず、1回4時間まで、6ヶ月から小学校前までのお子さんを預かります。 |
子どもショートステイ | 保護者が病気や入院、冠婚葬祭などにより、一時的にお子さんをみることができないとき、区内の児童福祉施設や協力家庭でお預かりします(1回7日以内) |
トワイライトステイ | 夜間お子さんを養育できないときに、協力家庭でお預かりします。利用するための要件についてはお問い合わせください。 1回2000円 17:00~22:00(5時間以内) |
育児支援家庭訪問事業 (産前産後支援) | 産前産後に、育児や家事などの支援を必要とするご家庭に援助者(ヘルパー又はドゥーラ)を派遣することによって、養育者の精神的・身体的負担を軽減し、産前産後の生活を支援をします。 産後ドゥーラ:1時間1500円(減額・免除あり) 上記以外の事業者:1時間1000円(減額・免除あり) 利用時間は、月~金曜日(祝日及び12月29日~1月3日を除く)の午前9時~午後6時までです。 |
利用者支援事業 | 子育て期のいろいろな悩みごと・困りごと等について、専門職員が一緒に考えたり、必要な情報を提供したり、適切なサービスや支援機関を紹介する事業です。子育て親子にとって身近な場所である「子育てひろば(地域子育て支援拠点)」で、子どもを遊ばせながら、気軽に相談できます。 |
ファミリー・サポート・センター | ファミリー・サポート・センターとは、区内において子育ての援助を必要とする方(利用会員)に対し、子育ての援助を行いたい方(提供会員)を紹介し、保育施設等への送迎や会員宅での預かりなどを行う会員制の相互援助活動です。 |
※補足:「子育て相談の実施園」

出典 http://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/kodomoen01_001050.html
待機児童数
2019年には2人の待機児童数がいた新宿区ですが、
2020年には1人になりました!
待機児童数ゼロを誇る、千代田区、港区、目黒区、世田谷区、杉並区、豊島区の次で、23区中7位となっています!

(上記図:弊社AIで分析した、待機児童対策における区の特徴)

(上記図:弊社サービスマンションリスクで分析した、待機児童対策における区の特徴)
入園決定率
入園決定率は71%
「保育園には比較的入りやすい区です」と弊社AIが診断しております。
待機児童数だけでなく「入園決定率」にも着目することをオススメします。
「入園決定率」とは・・・保育園の入りやすさといえば、待機児童数を思い浮かべがちですが、もうひとつ注目したいのは、保育園の「入園決定率」です。 「入園決定率」は保育園を考える親の会が独自に調査している数字で、認可の保育施設に新規の入園を申し込んで認可の保育施設に実際に入園できた児童の比率を表しています。
治安情報
新宿区の主要な街として、以下の街を弊社AIが調査しましたので、結果をまとめます。
・高田馬場

・富久町

・新宿5丁目

・神楽坂

・四谷

・西早稲田

・市ヶ谷八幡

上記主要エリアの治安情報を弊社AIで分析した結果です。
- 高田馬場・・・「注意が必要と言えます」というAI診断が出ました。
- 富久町・・・「注意が必要と言えます」というAI診断が出ました。
- 西新宿5丁目・・・「注意が必要です」というAI診断が出ました。
- 神楽坂・・・「非常に良いと言えます」というAI診断が出ました。
- 四谷・・・「比較良いと言えます」というAI診断が出ました。
- 西早稲田・・・「比較良いと言えます」というAI診断が出ました。
- 市ヶ谷八幡・・・「非常に良いと言えます」というAI診断が出ました。
地区によって注意が必要と出たり、比較的または非常に良いと出たり差が出ました。
新宿の治安は、町内ごとにがあると言えますね。
子育て制度・待機児童数・入園率や治安情報をこれまで見てきました。
総合的にみて新宿区は子育てしやすい区なんでしょうか?
新宿区の子育て事情の結論は?
新宿区は子育て制度は充実していると言える一方で、治安に関しては、地域によって差があると言えそうです。お住まいを選ばれる際には、より細かいエリアにこだわってみると良いかもしれません。
また、新宿区にはいくつか大きな公園・園もあります。
・新宿御苑 (国民公園で、広大な土地が広がり春には桜が満開になります。また、年間パスポートは月2000円で購入可能なので新宿区に住まわれている方はお得かもしれません。https://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/2_guide/passport.html

・新宿区立新宿中央公園(都庁、西新宿方面にあります。フットサルのコートもあります。)
・新宿区立歌舞伎町公園(バスケットボールもできます。また、ラーメン店、激辛フード店などのイベントがよく行われています。)
・東京都立戸山公園(早稲田大学の近辺にあります。)
さらに、資産形成の観点からも、新宿区はオススメと言えそうです。
下記は、新宿区の人口の、過去と未来予測のデータです。

「新宿区の人口増加率表」
出典元
・区の過去の人口については、総務省統計局の人口データ
・将来の人口については、総務省統計局の将来人口予測データで分析しています。
・東京都総務局統計部 「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」(令和2年1月)
・東京都総務省統計局 地区面積
新宿区は、今後も数十年は人口増加が見込めます。
「人口が増えると、地価も上昇する」という人口と地価の相関関係は、国勢調査でも裏付けられているようで、不動産投資家にとっても、お住まいになる方にとっても、新宿区はオススメの区と言えそうです。

(出典:https://www.smtb.jp/others/report/economy/75_2.pdf)
以上です。ありがとうございました。
弊社サービスマンションリスクで育児しやすい地域なのか調べられます。